催眠療法はヒプノセラピーといって心理療法のひとつです。リラックスさせて催眠状態に誘導し、ある暗示を行い、特殊な心理、生理状態へ導く手法を言います。自分で気が付かない潜在意識への働きかけができるのです。それによって通常では無意識の事や記憶の底にある事象から問題点や思考を探り出し、解決方法を探るのです。この催眠療法は今では保険適用外の治療になりますので、病院で採用されている心療内科もありますし、セラピストによるサロンの場合や、催眠研究所などのセンターで受ける事が出来ます。日本では一般的に知られるようになったのはバラエティやドキュメンタリーで催眠が取り上げられてからですが、歴史は古く人類がいたころには既にあったとまで言われていて、欧米ではカウンセラーによる治療の方法の一つでもあります。日本ではまだ受けられる場所は少ないですが、近年増えてきています。

催眠療法によって得られる効果とは

催眠療法というと誰かに自分をコントロールされるという印象があるかもしれません。それは一時期流行った番組企画のせいだと思われますが、実際はリラックスした状態で患者本人が心を開いていくというセラピストとの共同作業によって、潜在意識への入り口を探すというものです。では催眠療法は具体的に何に効果があるのでしょう。心療内科の治療の一環で行われる通り、心に抱える問題を解決する糸口を見つける一つの手段になり得るのです。例えば、トラウマの解消、ネガティブな思考や習慣を改善したい、人間関係の悩み、集中力向上、ダイエット、禁煙、創造性開発などなど誰しもが抱える悩みからの解放を助けてくれるものです。セラピーを受ける人のほとんどは何かが出来ない自分に悩んでいます。そこでできないイメージからできるイメージを暗示として潜在意識に何度も刷り込みます。そうすることで、できる自分の姿を想像できるようになるのです。

催眠術療法の手法の種類を紹介します

催眠療法はまず催眠状態へ導くことから始まります。そして現在抱えている問題の原因となる過去の出来事へ遡って向き合う退行療法と呼ばれるものと、退行しない暗示療法があります。さらに退行療法は戻る時期によって胎児期退行療法、年齢退行療法、前世退行療法に分かれます。前世退行療法は前世療法といわれ、深い領域に根付く否定的な感情や信念を解放することが出来ます。例えば、どうしても水が怖くて泳げないという悩みがあれば、幼少期に溺れた、水で怖い思いをしたということがきっかけだったりします。しかしそんな経験は記憶に無く、原因が分からないという人もいるでしょう。そういう場合にどこかの記憶に水に関する嫌なイメージがないか探っていき、前世時期まで退行するということがあります。これは前世の存在を認めると言うものではなく、深い領域に入り込むというイメージで考えてもらうとわかりやすいかと思います。